端末加工とは?
パイプ・切削加工に関する疑問を解決!ケィ・マック姫路がお手伝いします!
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パイプ加工のエキスパートが解説!端末加工とは?
私たちケィ・マックが得意とする加工技術の一つに、パイプの端末加工というものがあります。
しかし、ご覧の皆様の中には、「端末加工ってなに?」と思う方もいるかもしれません。
まずは身近な例を挙げて説明します。
私達の生活で最も身近なパイプと言えば水道の蛇口でしょうか?
実は、この水道の蛇口にも端末加工が施されています。
上の写真を見ると、蛇口の先端が膨らんでいることが分かります。この膨らみを作る加工を「端末加工」と呼びます。
目次
端末加工とは?
端末加工とは、管状の材料の一方(端)を特定の形状に成形し、ホースやチューブへの接続や抜け止めの役割を持たせる加工技術です。
ケィ・マックでは、お客様の要求に合わせてバルジ加工、フレア加工、スウェージング加工、エキスバンド加工などさまざまな端末加工を提供しています。
なぜ、様々な端末加工が存在するの?
私たちの日常生活には、金属部品が広く使用されています。
パイプ製品に限定してみても、水道管やガス管、排水管、電話線、ラジエーターや車のエキゾーストパイプなどがあり、これらの製品は異なる環境や用途に適した形状や長さに加工する必要があります。
そのため、様々な種類の端末加工が存在するのです。
端末加工の種類
今回は端末加工の代表的な形状の一つ、「バルジ・スプール加工」に焦点を当てて説明します。
- バルジ加工
バルジ加工は、パイプ内部から外側に向かって圧力をかける事で、パイプを内側から膨張させて成形する加工です。
この膨らみにより、接続部や抜け止め部に適した形状が生まれ、密封性や耐久性が向上します。
- スプール加工
スプール(ビード)加工とは、パイプに紐のような出っ張りを付ける加工方法です。
これによってパイプの強度が向上し、特定の部位が強化されるため、耐圧性や耐摩耗性などが向上します。
スプール加工は特に、液体や気体の流れを制御する部品や圧力がかかる部品の製造に広く用いられます。
バルジ・スプール加工のメリット
バルジ・スプール加工のメリットを以下に挙げます。
・部品の密封性と耐久性が向上し、漏れや破損のリスクを軽減できます。
・切削加工とは異なり、切粉が発生しない為、材料の無駄がありません。
・複数の技術を組み合わせることで、部品の軽量化と一体化が見込めます。
・加工工数を減少させることで、コストを削減できます。
・継ぎ目のない美しい外観が実現できます。
・余剰材料の発生が少なく、省エネルギーで環境に配慮した製造が可能です。
いかがでしたか?
端末加工は、パイプ製品の強度と機能性を高める重要な技術です。
私たちは長年の経験と専門知識を活かし、お客様のニーズに合った最適な加工方法を提案・実現しています。
詳細やお問い合わせはページ下記をご覧ください。
私たちは皆様のご要望にお応えできることをお約束いたします。
ケィ・マック姫路では、自社製造や協力ベンダーとの連携で、金属部品・樹脂成型品・パイプ・ダイキャストなど、様々な製品を調達いたします。
また、お客様の要求品質に対しきめ細やかな対応ができるよう、確かな品質管理体制のもと業務に取り組んでいます。お気軽にご相談ください。
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