【素材のその先にある物語】MOC-TEXが描く未来への挑戦
大阪・関西万博への道:MOC-TEXと「Team MOC-TEX」の舞台裏
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる2025年大阪・関西万博。私たち「Team MOC-TEX(チームモックテックス)」は、この歴史的な舞台で、森から生まれた新素材「MOC-TEX」をご紹介しました。
サンノプコ株式会社が開発した「MOC-TEX」を軸に、上田安子服飾専門学校がデザインと加工技術を、ケィ・マック株式会社が企画と連携を担い、三者がそれぞれの強みを持ち寄り、新しい価値創造に取り組んでいます。
本記事では、万博での展示に向けてチームが一丸となって進める準備の様子、そして「MOC-TEX」が形となるまでの物語を少しだけご紹介します。


メンバーが一丸となって万博に臨むため、MOC-TEX を用いたオリジナルのTシャツ(ユニフォーム)を作成しました。このTシャツは、MOC-TEXの持つ柔軟性、吸放湿性、そしてカスタマイズ性を活かし、チームのシンボルとして機能しました。
左胸にパッチポケットを、左袖にTeam MOC-TEXのロゴタグ(面ファスナー(マジックテープ®)着脱式)を作りました!

メンバー自らがこのサステナブルな素材を身にまとうことで、「森をまとい、未来を生きる」というMOC-TEXのビジョンを体現しました。
共創が織りなす「Team MOC-TEX」の絆
展示準備は、各専門分野のプロフェッショナルが連携する「Team MOC-TEX」ならではの挑戦の連続です。サンノプコの素材開発技術、上田安子服飾専門学校のクリエイティブな発想と加工技術、そしてケィ・マックのプロジェクト推進力が融合し、それぞれの知見と経験が化学反応を起こしています。
試行錯誤を重ねながら、一つの目標に向かって進むチームの姿は、まさに「共創」の精神を体現しています。大阪本社2階では、TEAM EXPOパビリオンの展示を想定して「模擬展示」も行いました。設置期間中にメンバーで話し合いながら、移り変わっていく様子を来社された皆さまにご覧いただきました。



森をまとう空間を創造:本社模擬展示 葉っぱ装飾の染色・裁断・縫製
展示空間を彩る重要な要素として、MOC-TEXで作られた葉っぱの装飾品があります。MOC-TEXは、木材の色、香り、触感を有しながら柔軟な加工が可能なため、自然の風合いを保ちつつ、多様な形や色に変化させることができます。
模擬展示の葉っぱ装飾の制作では、MOC-TEXの特性を活かした染色方法を模索し、繊細な色合いを表現。その後、一つ一つ丁寧に裁断し、縫製していくことで、まるで本物の森の中にいるかのような空間を演出します。私たちのブースを訪れる皆様に、MOC-TEXを通して「森をまとい未来を生きる」というテーマを五感で感じていただくための、細部にわたるこだわりと技術が詰まっています。


いよいよ万博へ!未来を拓く新素材の世界へようこそ
2025年9月22日(月)から28日(日)まで、大阪・関西万博「TEAM EXPOパビリオン」にて、私たちの挑戦の成果をご覧いただきました。
「森をまとい、未来を生きる」。この言葉に込めたMOC-TEXの可能性を、現地でたくさんの方々が体感してくださいました。これからも様々な展示会などに参加を予定しており、地球環境に配慮したサステナブルな新素材が、私たちの暮らしや産業にどのような変革をもたらすのか、その一端に触れることができるでしょう。
MOC-TEXの魅力や万博展示の概要について、さらに詳しく知りたい方は、初回の記事【2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に「Team MOC-TEX」として参加します!】をご覧ください。
ご興味をお持ちの企業、クリエイターの皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。
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